5.27.2008

ジャングルに行く!- 持ち物編 -



ジャングルに行くなら、身軽なバックパックがいい。
スコールなんかに備えて、雨具も充実させておかなければいけない。
今回は、ジャングルに持っていくものをリストアップ。


靴:
ハイキングブーツ(出来れば、ゴアテックスなど防水のもの)
スポーツサンダル(歩きやすいビーチサンダルタイプでもOK)

服:
Tシャツ 3~5枚 (内2枚は超薄手の長袖がお勧め)
長いパンツ 2枚 (乾きやすい薄手のコットンかナイロンが良し)
短パン 1枚
レインジャケット (ゴアテックスなど防水のものが便利)
水着 1着 (女性は、パレオがあると便利)
下着 3~5枚 
靴下 3~5枚 (内2枚は厚手のハイキング用がお勧め)
上着 1枚 (ジャングルでも、夜は冷えることがよくあるため)
パジャマ 1着 (短パン+タンクトップだと他に着回しがきく)
帽子 1つ (日よけに)
バンダナか大きめのハンカチ (あると便利)

洗面具:
シャンプー+コンディショナー 
石けん (自然派手作り石けんだと顔も体も一つで洗えて便利)
カミソリ
化粧水など
歯ブラシ+歯磨き粉
トイレットペーパー (芯を抜いてコンパクトに)
タオル 1~2枚 (薄手の小さめのタオルが乾きやすくて便利)
生理用品 
コンタクトレンズ用品
化粧品
日焼け止め

本:

ガイドブック
本 
日記帳 + アドレス帳

必要書類:

パスポート
航空チケット (またはEチケット)
ビザ(必要であれば)
身分証明書 (あれば常にパスポートを持ち歩かなくて済む)
お金
クレジットカード
ATMカード
保険証書

その他あると便利なもの:

バックパックカバー (防水のもの)
ビニール袋 数枚
ジップロック フリーザーバッグ
輪ゴム 数本
ウォーターボトル
懐中電灯(ヘッドランプだと両手があいて便利)
小さめのリュックサック (ハイキング用)
双眼鏡
デジタルカメラ (フィルムは途上国では高価。必要なら多めに持参)
変圧器 (必要ならば)
サングラス 
カラビナ 数個 (登山用の字型金具のこと)
寝袋 (コンパクトなもの。目的地によっては必要なし)
折り畳み傘 (コンパクトなもの。レインジャケットだけでもOK)

応急手当用品:

バンドエイド
かゆみ止めクリーム (シトロネラなどの精油入りが効果的)
虫除けスプレー
目薬
頭痛薬
下痢止め
風邪薬
酔い止め
胃薬
ピンセット
小型のハサミ (飛行機内持込可となる程度の極小のものがいい)
アルコールパッド
化膿止めクリーム


ジャングルは、湿気が多いので、厚手の服類はなかなか乾かない。
とにかく、軽く通気性が良く、乾きやすい薄手の生地がいい。

これだけあれば、軽く2週間は行ける。
私が愛用しているバックパックは、上の写真の、35Lモノ。
カラビナは本当に便利。
サンダルやウォーターボトルなどかさ張る物をバックパックに外付けできてしまう。
そのほか、トイレットペーパーは、ジャングルの救世主。
トイレ以外のあちこちで役に立つから。

パックパック一つを背負って、いざ出発!

4.12.2008

ドミニカのエコロッジ

ドミニカは、観光産業が他のカリブ地域に比べ発達していない。
外資の大手ホテルチェーンはまだどこにも見当たらない。
ドミニカ政府は、今後、外資ホテルを参入させる方向で考えているようだが、
今のところは、こじんまりとした地元の経営が主流。
ヨーロッパや北米からドミニカへ移住して来た人々によるホテル経営もある。



ドミニカでは3箇所に泊まった。
その中で飛びきり良かったのが、3 Rivers Eco Lodge という宿。
イギリス人のオーナーで、環境活動家でもある。



敷地への入り口は、よく手入れされた、トロピカルガーデン。



オーナーの家の後ろにある山の中に、ジャングルロッジが点在する。
環境負荷を最小限に抑えて作られたロッジは、一つずつ、ジャングルの中に建てられている。
敷地内にはキャンプサイトもあるので、テントを持参すれば安く泊まることもできる。



3 Rivers Eco Lodgeの敷地内に入ってから、さらに15分間、ジャングルの急勾配を登ってやっと自分のロッジにたどり着く。トレッキングの後の疲れた体には、この 15分間が結構こたえるのだけど、その甲斐は十分にある。普通のリゾートホテルでは絶対に味わえない、密かな楽しみ。



私たちは、ツリーハウスというロッジに泊まることにした。
一泊66USドル。



この開放的なロッジは、木の床と竹の壁で出来ていた。
竹と竹の隙間から、暖かく湿った熱帯の風が通り抜ける。
巨木を柱として利用して建てられているので、ロッジの真ん中に樹がそびえ立っている。

ここでの電気は、太陽電池を利用している。
ロッジに電球が1つぶら下がっている。
ただ、あまりに力が弱いので、あってないようなもの。
その代わり、ろうそくをたくさん燈して夜を過ごした。



ろうそくの温かい明かりと、
湿った空気と、
騒がしい風の音と、
辺りに響き渡る虫の鳴き声が、
絶妙な雰囲気を醸し出してくれる。



竹で出来た壁の隙間から漏れる朝日と鳥の鳴き声に目を覚ます。



冷たい川で水浴びをし、一日が始まる。

子供の頃は、物なんかなくたって、何でも遊び道具になった。
自然の中を走り回っているだけで、楽しくて仕方なかった。
ジャングルにいると、そういう幼少時代の想像力や感性が戻ってくる気がする。


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3.31.2008

トレッキング1: Dernier Falls (レベル3)

ドミニカをトレッキングしていると、ほとんどの場合、清流や滝に行き当たる。
滝を最終目的地に設定したトレッキングコースもたくさんある。

ドミニカに到着した翌日、何から始めようか考えた。
小手調べに、ガイドブックでレベル3に位置づけされていた滝まで
トレッキングをすることにした。
その名も、Dernier Falls。
ガイドは必要ない。簡単そうだ。

宿泊先からそのまま歩いて行けるので、車の手配をする必要がなく便利だった。
Dernier Fallsは、Grand Fondという村から少し外れたところにある。



村までは、畑を通り抜け、山の傾斜をひたすら登る。
写真右の植物は、タロイモの葉。



村までの道のりですら、都会から来た私には、相当きつかった。
Grand Fondからは、舗装された一本道をひたすら歩き続けた。




現地では、軽トラックがあちこち走っていて、
その荷台に乗せてもらうためにヒッチハイクすることは、ごく一般的。
地元の人も、旅行客も普通にヒッチハイクする。
ヒッチハイクがドミニカでは本当に便利。

歩き疲れた頃に、軽トラックがやってきたので、Dernier Fallsへのハイキングコース入口まで乗っけていってもらうことにした。
入口で降りると、その親切なおじちゃん、自分の畑へ私たちを案内してくれた。



バナナ、タロイモ、ココナッツが見事に育っていた。



手土産に、大きなタロイモを一つ引っこ抜いてくれた。




Dernier Fallsまでは、急な傾斜を30分ほど降りて行く。
傾斜と言っても、よく整備されていて、土と木の根で作られた階段を下りて行くので、多少歩きやすい。この30分が、想像以上にきつかったが、滝の下にできた天然プールを見た瞬間に疲れが吹っ飛んだ。



はっとするほど冷たく透き通った水。



滝の水が、川に向かって噴き出していた。


トレッキングをする際に気をつけないといけないのは、日があるうちに宿まで辿り着くこと。
油断していると、あっという間に真っ暗になってしまい、足場が見えなくなってしまう。

来た道をひたすら戻るのは、疲れた足にはとても長く感じられた。
帰り道、あるお兄さんに呼び止められ、バナナとゆで卵をもらった。
それらを食べた後は、足取りが少し軽くなった。

お土産のタロイモを片手に、くたくたに疲れて宿に戻ったけれど、
ドミニカの人たちの優しさと人懐っこさが、本当にうれしい一日だった。


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3.19.2008

雨のジャングル




熱帯雨林地域では、その名の通り、本当によく雨が降る。
雨の中、ハイキングやトレッキングするのは何かと不便。
雨具を身に付けないといけないし、滑るし、足は泥だらけになるし、防水カメラでないと写真を撮るのも一苦労。




だけど、雨のジャングルは、ジャングルが最もきれいに輝く瞬間だと思う。
森がいっせいに息づく感じ。
熱帯雨林では、雨が降るものなんだと体で感じる。




激しい雨が降りそそぐと、
大きな植物がドラムのような音を立てて揺れ、
土にしみこむ水が深い苔の香りを醸し出し、
水量を増した川は勢いよく流れ、まるで違った景色となる。




飛び回っていた鳥や虫たちは、どこかで雨宿りしているのだろうか。
気配は感じるのに、聞こえるのは森の雨音のみ。
蟹が慌てて巣に帰ろうとしていた。




束の間の太陽の木漏れ日に、
雨のしずくに濡れた緑が反射し、きらきらまぶしい。




ジャングルが最も輝く瞬間。
そして私の心が楽しく騒ぐ。


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3.17.2008

ネイチャー・アイランド、ドミニカ


カリブ海に、ドミニカという島がある。ドミニカ共和国(Dominican Republic)と混同されがちだが、ドミニカ(The Commonwealth of Dominica)は独立国。

751km2の国土の75%は熱帯雨林と火山に覆われ、365本の川が流れる。主要な産業は、農業と観光業だが、外資の巨大ホテルチェーンなどは進出しておらず、「開発された」感じはない。
首都、Roseau(ロゾー)からでさえ、見渡せば山々の連なりが望める。平均気温が25~28℃と過ごしやすいが、予告無しに訪れるスコールで熱帯地域にいるんだな、と改めて思う。


ドミニカのメルビルホール空港に着陸する寸前のこと。
開けた飛行場は見当たらず、機体は森を縫うようにして下降し始めた。
飛行機が森の中に突入するのかと思ったほどの臨場感。びっくりした。
そして突然ランウェイが現れ、着陸。




川の水は息をのむほど美しく、そして冷たい。上流域では、そのまま飲めるほど。
川の流れる音、木々がゆらぐ音、鳥の歌声が、心に気持ちいい。




ドミニカは、ネイチャー・アイランドと呼ばれているだけあり、
ハイキングトレイルや登山道は数知れず。
レベルが1~5に分けられているから、自分に合ったコースを選びやすい。




鳥のさえずりに耳を傾け、自然にどっぷり浸かる。
急勾配を登り下りした後の、清流遊びはたまらない。
あぁ、最高の癒し。

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1.29.2008

久々の更新です


気が付いたら、最後にブログ更新してから5ヶ月も経っていた!
なんてこと。

でも、この間に、インドネシアと、カリブ海に浮かぶ国ドミニカへ行ってました。
インドネシアでは、ボルネオ島で、国際自然保護団体WWF(World Wildlife Fund)のお仕事に同行させていただいたこともあり、かなり興味深い経験をすることが出来ました。ということもあり、インドネシアでの経験を綴るのは大変時間が掛かりそうなので、先にドミニカで見て感じてきたことをブログにしようと思ってます。

パソコンも新たに、またブログを続けるのでこれからも応援よろしくお願いしますね。

10.06.2007

お知らせ

どうも、ブログ見てくれてありがとうございます。

実は、家で使っているi-Bookがクラッシュしてしまいまして、
保存してあった写真が消えてしまいました・・・。涙

アップルストアに持っていって、なんとかデータだけでも呼び戻せないか、やってみるつもりです。

なぜかブログ上の写真もいくつか消えてしまって見苦しくなっておりますが、
直るまでご辛抱くださいませ。

できるだけ早く更新するので、直っているかちょくちょく見に来て下さいね~。

RUMI

10.01.2007

ジャングルの住人たち

マレーシアのタマン・ネガラ国立公園の周りを流れるTembeling川に沿うようにして、地元の人々の生活がある。観光地と日常が融合した、ちょっと独特な雰囲気。

川岸と川岸を渡す、生活に欠かせないロング・ボート。
これに乗ること約15秒、国立公園側と宿やレストランが集まる川岸を行ったりきたりすることが出来る。
このロングボート、地元の人々や観光客にとっての重要な足となっている。




川岸に立ち並ぶ、水上レストランとロングボート。
こういう景色が川沿いに何メートルも続いている。




水上レストランは地元の人々によって営まれていて、至ってシンプル。
観光客以外に、地元の人々も食べに来る。
豪華さは全くないが、開放的で地元ならではの気さくさがある。




水上レストランで食べた、イカと野菜のマリネ定食(?)。
これがびっくりするほど美味しくて、とにかく安い(150円くらい)。
イスラム教は飲酒を許さないため、イスラム系の人々が多いマレーシアでは、お酒を出さないレストランがとても多い。




タマン・ネガラのジャングル周辺にある村。
イスラムのお祈りの時間がくると、毎日、どこからともなくコーラン(イスラムの聖典)が聞こえてくる。ジャングルの自然が奏でる音とコーランの響きが重なり、なんとも神秘的。




村の家棟を抜けると、タマン・ネガラのトレッキングコースに入る。




水上レストラン側にある村、Kuala Tahan(クアラ・タハン)にあるミニマーケット。ここでは、日常用品からキャンプ用品、食料までが揃う。
現地の人々にまぎれて、観光客もちらほら。




タマン・ネガラの美容院。私はとてもここで髪を切る勇気はなかったのだけれども、長期間旅をしているバックパッカーにとってはいいかもしれない。




早朝のタマン・ネガラ。あたり一面が淡く蒼い湿った空気に包まれていた。
ジャングルの中では、早起きの鳥たちがちょうど目覚めた頃。



こんな朝早くから、子供たちは、ロングボートに乗って学校へと向かう。


地元の人々が観光業に携わり、そこから利益を生み出す仕組みは、地域活性に繋がる。外国の資本が入ると、より快適で安定したサービスが得られるので観光客にとってはいいかもしれない。しかし、地域にあまり利益が落ちないどころか、大型観光産業に伴う環境破壊や地域住民の搾取など、問題が多い。

ジャングルには、森の人、先住民たちが何世紀も前から住んでいる。
移住してきた人々も、何世代にも渡ってジャングル周辺の村々で暮らしている。

そんな彼らの生活に馴染むような旅をすることで、
その土地のことがよく見えてきて、旅が一段と味わい深いものとなる。

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