4.12.2008

ドミニカのエコロッジ

ドミニカは、観光産業が他のカリブ地域に比べ発達していない。
外資の大手ホテルチェーンはまだどこにも見当たらない。
ドミニカ政府は、今後、外資ホテルを参入させる方向で考えているようだが、
今のところは、こじんまりとした地元の経営が主流。
ヨーロッパや北米からドミニカへ移住して来た人々によるホテル経営もある。



ドミニカでは3箇所に泊まった。
その中で飛びきり良かったのが、3 Rivers Eco Lodge という宿。
イギリス人のオーナーで、環境活動家でもある。



敷地への入り口は、よく手入れされた、トロピカルガーデン。



オーナーの家の後ろにある山の中に、ジャングルロッジが点在する。
環境負荷を最小限に抑えて作られたロッジは、一つずつ、ジャングルの中に建てられている。
敷地内にはキャンプサイトもあるので、テントを持参すれば安く泊まることもできる。



3 Rivers Eco Lodgeの敷地内に入ってから、さらに15分間、ジャングルの急勾配を登ってやっと自分のロッジにたどり着く。トレッキングの後の疲れた体には、この 15分間が結構こたえるのだけど、その甲斐は十分にある。普通のリゾートホテルでは絶対に味わえない、密かな楽しみ。



私たちは、ツリーハウスというロッジに泊まることにした。
一泊66USドル。



この開放的なロッジは、木の床と竹の壁で出来ていた。
竹と竹の隙間から、暖かく湿った熱帯の風が通り抜ける。
巨木を柱として利用して建てられているので、ロッジの真ん中に樹がそびえ立っている。

ここでの電気は、太陽電池を利用している。
ロッジに電球が1つぶら下がっている。
ただ、あまりに力が弱いので、あってないようなもの。
その代わり、ろうそくをたくさん燈して夜を過ごした。



ろうそくの温かい明かりと、
湿った空気と、
騒がしい風の音と、
辺りに響き渡る虫の鳴き声が、
絶妙な雰囲気を醸し出してくれる。



竹で出来た壁の隙間から漏れる朝日と鳥の鳴き声に目を覚ます。



冷たい川で水浴びをし、一日が始まる。

子供の頃は、物なんかなくたって、何でも遊び道具になった。
自然の中を走り回っているだけで、楽しくて仕方なかった。
ジャングルにいると、そういう幼少時代の想像力や感性が戻ってくる気がする。


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