9.21.2007

単純で複雑な奇跡


都会で暮らし、あくせくした毎日を過ごしていると、忙しさにかまけて色んなことを忘れてしまうみたい。

例えば、
人間は、母なる自然によって生かされているんだ、ということ。

空気があって、水があって、光があって、闇があり、
木があって、森になって、生き物がいて、人がいる。

これは当たり前のようなことだけど、実は素晴らしい奇跡で、
単純に思えることも、裏で複雑に絡まっていたりする。

熱帯雨林のジャングルに一歩足を踏み入れると、
毎日の満員電車の中ではあまり考えないような、
生態系のこととか自然の恵みのこととかが、等身大で体感できる。自分の身長くらいある木の根っこに包まれ、森の響きに耳を傾け、木漏れ日を見上げる。
命とはこのことか、と肌で感じる。



人として生きるには、お金や、地位、名誉、愛、夢、など大切なことはたくさんある。でも、この世界では他と比較にならないくらい大切なものがある。

それが、自然。

地球上に豊かな自然界が存在するからそこ、命がうまれる。

ジャングルの中でありとあらゆる命に身をゆだねてみると、本来のあるべき自分に引き戻されるような感覚すら覚える。私は、きっと、こういう感覚を守ってゆきたいのだと思う。


 母なる自然に一票!