ドミニカをトレッキングしていると、ほとんどの場合、清流や滝に行き当たる。
滝を最終目的地に設定したトレッキングコースもたくさんある。
ドミニカに到着した翌日、何から始めようか考えた。
小手調べに、ガイドブックでレベル3に位置づけされていた滝まで
トレッキングをすることにした。
その名も、Dernier Falls。
ガイドは必要ない。簡単そうだ。
宿泊先からそのまま歩いて行けるので、車の手配をする必要がなく便利だった。
Dernier Fallsは、Grand Fondという村から少し外れたところにある。
村までは、畑を通り抜け、山の傾斜をひたすら登る。
写真右の植物は、タロイモの葉。
村までの道のりですら、都会から来た私には、相当きつかった。
Grand Fondからは、舗装された一本道をひたすら歩き続けた。
現地では、軽トラックがあちこち走っていて、
その荷台に乗せてもらうためにヒッチハイクすることは、ごく一般的。
地元の人も、旅行客も普通にヒッチハイクする。
ヒッチハイクがドミニカでは本当に便利。
歩き疲れた頃に、軽トラックがやってきたので、Dernier Fallsへのハイキングコース入口まで乗っけていってもらうことにした。
入口で降りると、その親切なおじちゃん、自分の畑へ私たちを案内してくれた。
バナナ、タロイモ、ココナッツが見事に育っていた。
手土産に、大きなタロイモを一つ引っこ抜いてくれた。
Dernier Fallsまでは、急な傾斜を30分ほど降りて行く。
傾斜と言っても、よく整備されていて、土と木の根で作られた階段を下りて行くので、多少歩きやすい。この30分が、想像以上にきつかったが、滝の下にできた天然プールを見た瞬間に疲れが吹っ飛んだ。
はっとするほど冷たく透き通った水。
滝の水が、川に向かって噴き出していた。
トレッキングをする際に気をつけないといけないのは、日があるうちに宿まで辿り着くこと。
油断していると、あっという間に真っ暗になってしまい、足場が見えなくなってしまう。
来た道をひたすら戻るのは、疲れた足にはとても長く感じられた。
帰り道、あるお兄さんに呼び止められ、バナナとゆで卵をもらった。
それらを食べた後は、足取りが少し軽くなった。
お土産のタロイモを片手に、くたくたに疲れて宿に戻ったけれど、
ドミニカの人たちの優しさと人懐っこさが、本当にうれしい一日だった。
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3.31.2008
トレッキング1: Dernier Falls (レベル3)
Labels: ドミニカ